2010年12月23日木曜日

【NEWS】東アジア選手権の日本選手団決定

2011年東アジアオープンサンボ選手権大会 日本代表選手団 

【役 員】 

団長・審判 筒井 穣 日本サンボ連盟 審判副委員長

監督 吉澤 昌 MCアブソリュート

【男子の部】

52kg級 渡邊和久 木口道場 06~08全日本選手権優勝、10年2位

57kg級 伊藤 要 刈屋道場 04・09・10年全日本選手権優勝

57kg級 守屋直樹 M-WORKS 09年東日本選手権62kg級3位

62kg級 松井高光 横浜国立大学 08年全日本選手権エスポワール62kg級優勝

62kg級 鈴木祐介 スポーツ会館 02年全日本選手権3位

74kg級 嘉見俊宏 山田スポーツクラブ 10年全日本選手権2位

82kg級 照井新矢 三多摩サンボスクール 10年全日本選手権3位
   
82kg級 佐々木太一 桜美林大学 10年全日本選手権ジュニア82kg級2位

100kg級 千葉記位 SKアブソリュート 10年全日本選手権優勝、08年世界選手権90kg級5位  

+100kg級 三谷 健 寒川柔友会 10年全日本選手権3位

以上12名

2010年11月12日金曜日

【国際大会】2010年世界選手権レポート

第34回世界サンボ選手権大会(シニア) 試合レポート
(於:ウズベキスタン・タシケント)

2010年11月5・6日

初日(11月5日)

【女子48キロ級:参加11名】
 八木沼志保選手が3年連続5回目の出場。1回戦はシード、2回戦で昨年3位・元欧州王者のキリロバ(ブルガリア)と対戦。序盤に隅返しで2ポイント奪われた後、腕十字を取るチャンスがあったが決まらずスタンド。後半に抑え込み2回で4ポイント追加されて0-6で敗退。キリロバが準決勝でモスクビナ(ベラルーシ)に敗れて敗者復活戦には回れなかった。
 決勝ではモンゴルの若手ムンフバットが足技でポイントを重ねて3-0で初優勝、モスクビナの11回目の優勝はならなかった。

1位 ムンフバット・ウランツェンツェグ(モンゴル)
2位 モスクビナ・タチアナ(ベラルーシ)
3位 モルチャノワ・マリア(ロシア)
3位 キリロバ・ガブリエラ(ブルガリア)

【女子56キロ級:参加8名】
 日本は不参加。世界2位4回のラジェバが引退して起用されたステファノバ(ブルガリア)が9月のスポーツアコード北京大会2位からの好調を維持してシニア初参加で優勝。2位は昨年2位のルズメトワ(ウズベキスタン)を破って勝ち上がったエステベソワ(キルギス)。昨年優勝のモリッチ(セルビア)は不参加。

1位 ステファノバ・カリーナ(ブルガリア)
2位 エステベソワ・アナーラ(キルギス)
3位 ルズメトワ・ウギジョン(ウズベキスタン)
3位 ゼンチェンコ・タチアナ(ロシア)

【女子64キロ級:参加9名】
 日本は不参加。07・09年優勝のレシュコワ(ベラルーシ)を初戦で下したグロモワ(ロシア)が優勝。

1位 グロモワ・イリーナ(ロシア)
2位 イワノバ・バニャ(ブルガリア)
3位 レシュコワ・アナスタシア(ベラルーシ)
3位 イッサタエワ・アルミラ(カザフスタン)

【女子72キロ級:参加6名】
 日本は不参加。昨年3位に終わったベテランのガリャント(ロシア)が復活、6回目の優勝を飾った。昨年優勝のラドゼビッチは3位。

1位 ガリャント・スベトラーナ(ロシア)
2位 ジルキバエワ・アリヤ(カザフスタン)
3位 ラドゼビッチ・カツィアリナ(ベラルーシ)
3位 エシュテミロワ・ソヒバ(ウズベキスタン)
 
【女子+80キロ級:参加5名】
 日本は不参加。世界10回優勝のロディーナ(ロシア)が危なげなく勝ち進んで11回目の優勝、48㎏級モスクビナの記録を抜いて女子では史上単独1位。男子+100㎏級のハサノフ(ロシア)の記録に並んだ。

1位 ロディーナ・イリーナ(ロシア)
2位 ヤドコウスカヤ・イリーナ(ベラルーシ)
3位 シティモワ・アナーラ(カザフスタン)
3位 アラドゥソワ・オビダ(ウズベキスタン)

【男子52キロ級:参加10名】
 日本は不参加。02・05年世界王者のジュラエフ(ウズベキスタン)が地元の期待を背負って決勝進出。逆ブロックからは04年世界2位で、ここ数年は57㎏級に出場していたマイロフ(アゼルバイジャン)が勝ち上がる。序盤から足技でジュラエフがポイントを重ねて3-0、3回目の世界制覇かと思われたが残り20数秒のところでマイロフが抑え込みに入る。ジュラエフは返せずに4ポイント献上、大逆転でマイロフが初優勝。
 08年世界2位のソロノコフ(ロシア)、07年世界王者のクザナシビリはともに初戦敗退で敗者復活にも回れなかった。

1位 マイロフ・エリチン(アゼルバイジャン)
2位 ジュラエフ・シャフカット(ウズベキスタン)
3位 クルリポ・アンドレイ(ベラルーシ)
3位 カリモフ・アクマリディン(タジキスタン)
 
【男子62キロ級:参加11名】
 全日本12連覇中の松本秀彦選手が参加予定だったが試合直前の怪我で辞退。昨年・一昨年と3位入賞のムカノフ(カザフスタン)が昨年欧州2位のウィン(ロシア)らを破って勝ち上がる。決勝では昨年欧州1位のスビモニシビリ(グルジア)に腕十字を決めて初優勝。昨年世界2位のボリソフ(ブルガリア)は初戦で敗れた。

1位 ムカノフ・アザマット(カザフスタン)
2位 スビモニシビリ・ダビト(グルジア)
3位 アフマドフ・エルヌール(アゼルバイジャン)
3位 エラリエフ・ヌルラン(キルギス)

【男子74キロ級:参加17名】
 嘉見俊宏選手が3年ぶり3回目の出場。1回戦はシード、2回戦でボバエフ・シュフラット(ウズベキスタン)と対戦。肩車で2ポイント先行され、再度相手が肩車に来たところに反応したが内股を受けてしまいこれが一本。ボバエフが次戦で敗れて敗者復活は無し。
 世界6回優勝のサビノフ(ウクライナ)が不参加で混戦となり、決勝の組み合わせはベラルーシの若手ラマンチュックと05年世界2位・昨年3位のダニエリャン(アルメニア)。経験に勝るダニエリャンが僅差で退けて初優勝。

1位 ダニエリャン・アショット(アルメニア)
2位 ラマンチュック・アレクセイ(ベラルーシ)
3位 レベデフ・ドゥミトゥリー(ロシア)
3位 ボバエフ・シュフラット(ウズベキスタン)

【男子90キロ級:参加13名】
 日本は不参加。07・08年優勝のカズショナック(ベラルーシ)が08年世界3位のクルギニャン(ロシア)らを破り順当に決勝進出。逆ブロックは地元ウズベキスタンの英雄クルバノフが05年世界王者のバトバヤール(モンゴル)らに勝って準決勝まで進むが、ゾイロフ(タジキスタン)にパッシブ差で敗れる。3位決定戦でも06年世界1位・昨年2位のボダベリ(グルジア)に負けて5位に終わった。
 決勝はカズショナックがゾイロフを投げ技で圧倒してテクニカル一本で勝利、2年ぶり3回目の優勝を飾った。

1位 カズショナック・アンドレイ(ベラルーシ)
2位 ゾイロフ・アブバカール(タジキスタン)
3位 ボダベリ・ミンディア(グルジア)
3位 クルギニャン・エドゥアルド(ロシア)

【男子+100キロ級:参加11名】
 小貝大介選手が初参加。1回戦はシード、2回戦で昨年世界3位・欧州3回優勝のイリエフ(ブルガリア)と対戦。序盤に腕を突っ張って守る組手をしてコーションを受ける。その後支え釣り込み足で大きく相手を投げ飛ばして4ポイント獲得。逆転に向けてイリエフが猛攻にかかり、1度腹這いにされて2ポイント失う。更にパッシブが重なっていき4-5となり惜しくも敗退。イリエフが決勝に進出したので敗者復活戦に回る。初戦は相手のビンセント・マジド(インドネシア)が棄権して不戦勝、3位決定戦に進む。ここでトゥルダノフ(ウズベキスタン)と対戦。この試合でも支えが決まって1ポイント先行するが、大外を返されて1ポイント、更に抑え込まれて1-5に。その後1ポイント返すが2-5で終了。メダルに届かなかった。
 逆ブロックからは上位常連のリバク(ベラルーシ)を下した08・09年世界王者のミナコフ(ロシア)が決勝へ。イリエフを2-1で下して3連覇達成。リバクは準決勝で負傷し3位決定戦を棄権した。

1位 ミナコフ・ビタリー(ロシア)
2位 イリエフ・イワン(ブルガリア)
3位 トゥルダノフ・アザマット(ウズベキスタン)
3位 ダビタリビリ・アレクサンダル(グルジア)
5位 小貝大介


2日目(11月6日)

【女子52キロ級:参加10名】
 日本は不参加。元欧州王者・07年世界2位のジャルスカヤ(ベラルーシ)を09年世界ジュニア1位のウバイドィラエワ(ウズベキスタン)が破るが準決勝で06年世界2位・08年3位のミルゾヤン(ロシア)に逆転負け。逆ブロックからは世界ユース2連覇中のバツォバ(ブルガリア)を下してバータルサイハン(モンゴル)が決勝進出。その勢いでミルゾヤンを4-1で破って優勝。モンゴルの新鋭が女子軽量2階級を制した。

1位 バータルサイハン・ソロンゴ(モンゴル)
2位 ミルゾヤン・スザンナ(ロシア)
3位 バツォバ・ゲルガナ(ブルガリア) 
3位 ミンガゾワ・レナリヤ(カザフスタン)

【女子60キロ級:参加9名】
 日本は不参加。64㎏級で09年欧州2位のサイコ(ウクライナ)がこの階級に出場、昨年優勝のプロコペンコ(ベラルーシ)を破って決勝進出。逆ブロックからは昨年3位・世界ジュニア2連覇、柔道でも欧州ジュニア2位・世界ジュニア3位のイリエバが昨年2位のコステンコ(ロシア)を下して勝ち上がる。決勝はアクティブ1個ずつの互角の展開で、ラストアクティブのイリエバがシニア初優勝。

1位 イリエバ・イベリナ(ブルガリア)
2位 サイコ・オレーナ(ウクライナ)
3位 コステンコ・ヤナ(ロシア)
3位 プロコペンコ・カツィアリナ(ベラルーシ)

【女子68キロ級:参加8名】
 日本は不参加。昨年優勝のウソルツェワ(ロシア)が昨年3位のダビドワ(モルドバ)を3-0で破って2連覇達成。

1位 ウソルツェワ・オルガ(ロシア)
2位 ダビドワ・マリアナ(モルドバ)
3位 ハイダロワ・グラサル(ウズベキスタン)
3位 セメニュック・マリア(ウクライナ)

【女子80キロ級:参加6名】
 日本は不参加。06・08・09年優勝のオリャシュコバ(ブルガリア)が準決勝で初出場のカサンツェワ(ロシア)に腕十字で敗れる。カサンツェワが決勝でバトゥルガ(モンゴル)をパッシブ1-0で下して初優勝。

1位 カサンツェワ・ナタリア(ロシア)
2位 バトゥルガ・ムンフトゥヤ(モンゴル)
3位 オリャシュコバ・マリア(ブルガリア)
3位 サベンコ・タチアナ(ウクライナ)

【男子57キロ級:参加14名】
 伊藤要選手が2年連続2回目の参加。1回戦でムラドフ・カリム(リトアニア)と対戦、接戦をパッシブ差1-0で制する。2回戦の相手はオトゴン(モンゴル)。肩車と抑え込み、大内刈りと波状攻撃を受けてしまいテクニカル一本負け。オトゴンが準決勝で昨年2位のガシモフ(アゼルバイジャン)に敗れて敗者復活戦には回れず。
 決勝戦ではそのガシモフを08・09年52㎏級2連覇のバイバティロフ(カザフスタン)が投げ4ポイントからの腕十字で破って2階級制覇。

1位 バイバティロフ・エルボラット(カザフスタン)
2位 ガシモフ・イスラム(アゼルバイジャン) 
3位 オトゴン・チンバット(モンゴル)
3位 ヤルシェフ・セルゲイ(ロシア)


【男子68キロ級:参加20名】
 大原裕樹選手が2年連続2回目の参加。1回戦の相手はラバン・クマル(インド)。実力差のある相手を開始早々の肩車一本で下す。2回戦でボコエフ・ティムルラン(キルギス)と対戦、前半に帯取返し4ポイントで先行され、後半に足払いと変形の飛行機投げで加点され0-9で敗退。ボコエフが次戦で敗れて敗者復活は無し。
 決勝の顔合わせはベテランのバジレフ(ベラルーシ)とグルジアの若手ナフリシビリとなり、バジレフがアクティブで先行した後に得意の腕十字で一本。この階級では3年ぶり3回目、62㎏級時代を合わせると5回目の頂点に立った。昨年優勝のツァガンバータル(モンゴル)は不参加、モンゴルからは07年世界2位で柔道でも活躍するサンジャースレンが出場したがバジレフに敗れ、3位決定戦でもクレツコフ(ロシア)に負けて5位。

1位 バジレフ・ドゥミトゥリー(ベラルーシ)
2位 ナフリシビリ・レワン(グルジア)
3位 ハティップ・アルセン(カザフスタン)
3位 クレツコフ・ニキタ(ロシア)

【男子82キロ級:参加18名】
 日本は不参加。世界6回優勝のラフマトゥリン(ロシア)がオール関節技一本で決勝進出。逆ブロックからは、ここ2年ほど柔道をメインにしていた07年世界2位のツィクラウリ(グルジア)が07年世界1位のアブドゥルガニロフ(ベラルーシ)らを破って勝ち上がる。決勝戦はツィクラウリが組手有利に立ち技を展開しラフマトゥリンにパッシブ。その後背負い投げ1ポイントで差を広げる。後半で守りに入ったツィクラウリにパッシブが重なり1-1になるが、内容差でツィクラウリがリードのまま終盤へ。このままツィクラウリが逃げ切るかと思われたラスト40秒頃、ラフマトゥリン得意の相手の懐に潜り込んで前転する膝十字固めが炸裂、逆転で2年ぶり7回目の優勝。劇的な展開に満員の観客はスタンディングオベーションで祝福した。

1位 ラフマトゥリン・ライス(ロシア)
2位 ツィクラウリ・レワン(グルジア)
3位 アフマドフ・エルメディン(アゼルバイジャン)
3位 シャムシエフ・サヤット(カザフスタン)

【男子100キロ級:参加9名】
 日本は不参加。昨年2位のホルカシェフ(タジキスタン)が07年世界1位のパブリアシビリ(グルジア)らを破って決勝進出。決勝は09年欧州1位のオシペンコ(ロシア)との僅差の勝負になり、オシペンコがパッシブ差で初優勝。
 
1位 オシペンコ・アルテム(ロシア)
2位 ホルカシェフ・ナビムハマット(タジキスタン)
3位 シオマチュキン・ヤウヘン(ベラルーシ)
3位 フダイクロフ・オリム(ウズベキスタン)

【団体順位】
男子/ 1位 ロシア  2位 ベラルーシ  3位 グルジア  
女子/ 1位 ロシア  2位 ブルガリア  3位 モンゴル

【参加国】
アルメニア、アゼルバイジャン、ベラルーシ、ブルガリア、コロンビア、フランス、
グルジア、ドイツ、ギリシャ、インド、インドネシア、日本、カザフスタン、キルギス、
リトアニア、モルドバ、モンゴル、モロッコ、パキスタン、ロシア、韓国、スペイン、
スイス、タジキスタン、トルクメニスタン、ウクライナ、ウズベキスタン、ベネズエラ 
(役員のみ)ラトビア、米国                   
以上30ヶ国


【参加選手数】
男子122名、女子71名  計193名

<総評>

 地理的に欧州から遠いことが影響したのだろうか、参加国は昨年に比べるとかなり少なかったが(昨年は46カ国)、その分各国とも入賞のチャンスが高い選手に絞って派遣していたようで試合のレベルは高かった。
運営に関しては、ウズベク連盟がほぼ毎年アジア選手権を開催しており2年前には世界ジュニアもあったので大きな混乱はなく、スムーズに進行された。
 日本選手団は松本選手の負傷による不参加が残念であったが、小貝選手が強豪相手に僅差の好勝負をしてメダルまであと一歩のところに迫った。得点力のある選手なので、今後ルールの熟知や戦術の研究に励めば表彰台が見えてくると思う。伊藤選手も旧ソ連の選手から1勝を挙げ健闘した。
 各国の選手の中で特筆すべきはやはり82㎏級のラフマトゥリン選手のオール一本勝ちでの優勝であろう。立ち技で押されていても一撃必殺の技で逆転するあたりはまさに職人芸だった。
 今回はロシアが男子で優勝3階級にとどまり、82㎏級以外の2階級は決勝で僅差の結果という状況であった。2階級を制したカザフスタンの選手はいずれも20代前半の若手であり、やはりアジア勢の中では最も層の厚さを感じさせた。
 女子ではブルガリア・モンゴルの若手が2階級ずつ取って躍進したが、ロシアがベテランの活躍もあって団体ポイントで大きく引き離して優勝した。
 なお11月7日にはコンバットサンボの部が行われたが、ロシアのエメリヤエンコ兄弟、ブルガリアのイワノフ・ブラゴイら有名選手の参加は無かった。試合はロシアが6階級を制し、ウズベキスタン・ブルガリア・アルメニアが各1階級で優勝した。
 来年の開催地については世界ジュニアが10月中旬にラトビア(リガ)、シニアが11月中旬にリトアニア(ビリニュス)ということでFIAS会議において決定した。

[文責:筒井 穣]

2010年10月17日日曜日

【国際大会】世界サンボ選手権大会(ジュニア・ユース) 試合レポート

2010年世界サンボ選手権大会(ジュニア・ユース) 試合レポート
(於:グルジア・トビリシ)
2010年10月8~10日

初日(10月8日)

【男子ジュニア62㎏級:参加10名】
松井高光選手(横浜国立大学)が一昨年のジュニア60㎏級から3年連続の参加。1回戦はシード、2回戦で地元グルジアのタバターゼ・ゲオルギと対戦。パワーに勝る相手に組手を制されてパッシブ0-1、その後振られたときに腹這いになってしまい2ポイント献上。足技と担ぎで反撃するが得点は奪えず、さらにパッシブと投げで加点され0-6で敗退。タバターゼが準決勝で敗れて敗者復活戦には回れなかった。タバターゼは3位。

3日目(10月10日)

【男子ジュニア100㎏級:参加8名】
鈴木圭祐選手(Team Odaka)が初参加。1回戦でショプクトフ・チンギス(カザフスタン)と対戦。4分半まで相手のアクティブ2個のみと粘るが、終了直前に変形の肩車を食らって0-2。ショプクトフが準決勝で敗れて敗者復活戦は無し。ショプクトフは5位。

【参加国】 
アルメニア・アゼルバイジャン・ベラルーシ・ブルガリア・エストニア・フランス・グルジア・ギリシャ・日本・カザフスタン・キルギス・ラトビア・リトアニア・モルドバ・モンゴル・ロシア・タジキスタン・ウクライナ・ウズベキスタン・ベネズエラ
以上20ヶ国

【参加選手数】
男子ユース112名、女子ユース62名、男子ジュニア87名、女子ジュニア50名  
合計311名

<各階級優勝者>
【男子ユース(1992・93年生)】
48kg級 ミヒタラン・グリゴル(アルメニア)
52kg級 グラドキフ・ウラジミル(ロシア)
56kg級 ギウナシビリ・ラシャ(グルジア)
60kg級 カツィア・ゲオルギー(グルジア)
65kg級 ダルタエフ・アイディン(カザフスタン)
70kg級 バイクロフ・カマル(ロシア)
75kg級 シャリパシビリ・シュマギ(グルジア)
81kg級 ウストピレン・チムロンチョヒ(タジキスタン)
87kg級 キセロフ・ルスラン(ロシア) 
+87kg級 レゼシーゼ・スラビク(グルジア) ※2連覇

団体順位 1位 グルジア  2位 ロシア  3位 ベラルーシ 

【女子ユース(1992・93年生)】
40kg級 ビクベルディナ・クリスティーナ(ロシア) ※3連覇
44kg級 ミハイロワ・クセニア(ロシア)
48kg級 ミハイロワ・エカテリーナ(ロシア)
52kg級 バツォバ・ゲルガナ(ブルガリア) ※2連覇
56kg級 ポリカルポワ・アナスタシア(ロシア)
60kg級 シュクバルネツ・マリア(ロシア)
65kg級 ジュカベツ・クリスティーナ(ロシア) 
70kg級 ブラト・アンナ(モルドバ)
75kg級 イサエワ・クセニア(ロシア)
+75kg級 バビンツェワ・アレクサンドラ(ロシア)

団体順位 1位 ロシア  2位 カザフスタン  3位 ベラルーシ

【男子ジュニア(1990・91年生)】
48kg級 イワノフ・セルゲイ(ロシア)
52kg級 カラウロフ・ワシリー(ロシア) 
57kg級 チルガーゼ・ゲンナディー(グルジア)
62kg級 トゥトゥハリアン・バエ(ベラルーシ)
68kg級 コクシャ・アレクサンダル(ベラルーシ)
74kg級 レベデフ・ゲオルギー(ロシア) ※昨年のユース75㎏級と連覇
82kg級 サラジシビリ・バフタング(グルジア)
90kg級 ダバーゼ・ザザ(グルジア)
100kg級 ストゥルツェフ・ダニラ(ロシア)
+100kg級 ムケリア・レワン(グルジア)

団体順位 1位 グルジア  2位 ロシア  3位 カザフスタン

【女子ジュニア(1990・91年生)】
44kg級 ブリロワ・エカテリーナ(ロシア) ※2連覇
48kg級 ゴレリコワ・アンナ(ロシア)
52kg級 ペンネル・エレナ(カザフスタン)
56kg級 ビクジナ・アリヤ(ロシア)
60kg級 クルデャエワ・マリア(ロシア) 
64kg級 カゼイニュク・タチアナ(ロシア)
68kg級 アルタモノワ・クセニア(ロシア)
72kg級 オドゼラシビリ・ニノ(グルジア)
80kg級 ジュロバ・テレザ(ブルガリア) ※昨年のジュニア75㎏級と連覇
+80kg級 アスラノワ・エルピダ(ロシア)

団体順位 1位 ロシア  2位 カザフスタン  3位 ベラルーシ

<総評>

 グルジアへの空路ルートのアクセスが若干悪いためか、例年より参加国数はかなり少なかったものの、選手数自体は1割減程度であった(過去3年の平均は344名)。参加国も旧ソ連からトルクメニスタン以外の14ヶ国が参加、その他は常連のモンゴル・ブルガリア、定期的に入賞者を出しているフランス・ベネズエラ・ギリシャと強豪揃いであった。
 日本から参加の二人は初戦敗退に終わったが、試合内容自体は悪いものではなかった。松井選手は昨年・一昨年に続いて力で技を防がれるパターンにはまってしまった。柔道でも実績が出てきている選手なので両立は大変かもしれないが、両競技の特性を研究して今後も続けてもらいたい。初参加の鈴木選手は海外渡航自体が初めてであったが過度に緊張することもなく試合に臨んでいた。本場の選手を相手に僅差の健闘をしており、試合スタイルもサンボ向きに思えるので次回以降に期待したい。
 運営に関してはスタッフの人員不足が多少感じられたが大きな問題はなく進められた。会場は柔道やレスリングの国際大会も行われる大会場で、マットも台の上に据えられた(ジュニア世代の世界選手権では初と思われる)。
 結果は男子の両カテゴリーでグルジアが4階級ずつを制し、ロシアを抑えて団体優勝。地元選手の活躍に会場は大いに盛り上がった。女子はロシアが層の厚さを見せつけて大半の階級を制したが、今までほとんど国際舞台に出てこなかったグルジア女子選手が1階級取り、銅メダルも3個獲得した。柔道選手が出場したとのことだが、本腰を入れて強化すれば今後シニアでも活躍が見られることだろう。
[文責:筒井 穣]

2010年10月2日土曜日

【NEWS】2010年世界サンボ選手権(シニア)の選手団確定

11月2~9日の日程で派遣する、世界サンボ選手権(シニア)の選手団が確定しました。

2010年世界サンボ選手権大会(シニア)日本代表選手団 

・遠征日程:11月2日~9日(大会日程:11月4~7日)
・開催地:ウズベキスタン共和国タシケント市

【役 員】

団長/審判  筒井 穣(日本サンボ連盟 審判副委員長)

監督     吉澤 昌(MCアブソリュート)
  

【女子の部】 

48kg級    八木沼志保(アンプラグド国分寺)…08~10年全日本選手権優勝


【男子の部】

57kg級    伊藤 要(塩原サンボスクール)…04・09・10年全日本選手権優勝

62kg級    松本秀彦(木口道場)…99~10年全日本選手権優勝、00・02年世界選手権2位、08年同3位

68kg級   大原裕樹(誠心館 格闘クラブ)…09・10年全日本選手権優勝

74kg級    嘉見俊宏(山田スポーツクラブ)…10年全日本選手権2位

+100kg級  小貝大介(TEAM 獣)…10年全日本選手権優勝           
以上8名

2010年9月15日水曜日

【国際大会】スポーツアコード・コンバットゲームズ 各階級入賞者

各階級入賞者は以下の通り。

注)世界選手権などは各階級3位2名だが、今大会は3-4位決定戦を行い銅メダルは1名。

---初日(9月3日)---

【女子56㎏級】

1位 アリエワ・マリアナ(ロシア) 10年欧州1位
2位 ステファノバ・カリーナ(ブルガリア) 09年世界ジュニア2位
3位 プラカペンカ・カツィアリーナ(ベラルーシ) 09年世界1位

【男子68㎏級】

1位 ムヒドフ・ダミル(ウズベキスタン)  08年世界2位
2位 サンセルビン・アルマン(カザフスタン) 09年世界2位
3位 キム・クワンスブ(韓国) 09年世界3位

【男子コンバットサンボ74㎏級】

1位 オモトゥエフ・バイル(ロシア)
2位 ディミットロフ・ルーメン(ブルガリア) 09年82㎏級世界1位
3位 グレチコ・セルゲイ(リトアニア) 07・09年68㎏級世界1位


---2日目(9月4日)---

【女子64㎏級】

1位 オノプリエンコ・エカテリーナ(ロシア) 10年欧州1位
2位 サイコ・オレーナ(ウクライナ) 08年欧州1位
3位 チェラル・アドリアーナ(ルーマニア) 09年世界3位

【男子90㎏級】 

1位 クルバノフ・アコビル(ウズベキスタン) 07年世界3位
2位 イリアディス・モイシス(ギリシャ)
3位 レマレンコ・イワン(モルドバ)

【男子コンバットサンボ+100kg級】

1位 ステファン・ヤノシュ(ドイツ)
2位 エメリヤエンコ・アレクサンダー(ロシア) 06年世界1位
3位 リムケビチュス・タダス(リトアニア)

※エメリヤエンコは決勝を棄権。

2010年9月3日金曜日

【国際大会】スポーツアコード・コンバットゲームズ 速報

スポーツアコード・コンバットゲームズ
9月3日  於:中国農業大学体育館(北京市)

女子56kg級
塩田さやか(AACC)

1回戦 シード

2回戦  vs ステファノバ・カリーナ(ブルガリア)  0-9  判定負

敗者復活戦 vs エステベソワ・アナーラ(キルギス)  0-6 判定負

※「スポーツアコード・コンバットゲームズ」は国際競技連盟連合(GAISF)が主催する格闘技の総合競技会で、今回が初の開催(今後4年ごとに行われる予定)。
8月28日から9月4日まで、サンボ・レスリング・中国武術・ボクシング・ムエタイ・キックボクシング・柔道・柔術・空手・テコンドー・剣道・相撲・合気道の13競技が行われる。
各競技の実施階級や参加人数はかなり絞り込まれており、サンボの開催は男子68・90kg、女子56・64kg、コンバットサンボ74・+100kgの計6階級で、各階級の選手数は12名ずつとなっている。
塩田選手は08年世界選手権3位の実績が評価されて国際サンボ連盟 (FIAS)から選抜された。 

2010年7月18日日曜日

【大会結果】第36回全日本サンボ選手権大会

 2010年(平成22年)7月18日
東京・財団法人スポーツ会館

<男子シニアの部>
【52kg級】
第1位:中島 涼 (木口道場)
第2位:渡辺 和久 (木口道場)
第3位:河澄 亮祐 (木口道場)  

【57kg級】
第1位:伊藤 要 (塩原サンボスクール)
第2位:稲葉 雄基 (木口道場)
第3位:柴生田 大輔 (スポーツ会館)
第3位:岡崎 浩史郎 (三多摩サンボスクール)

【62kg級】
第1位:松本 秀彦 (木口道場)
第2位:田村 裕之 (スポーツ会館)
第3位:小野瀬 雅仁 (クロスポイント)  

【68kg級】
第1位:大原 裕樹 (誠心館 格闘クラブ)
第2位:工藤 修久 (アンプラグド国分寺)
第3位:鈴木 康裕 (スポーツ会館)
第3位:石田 一 (新潟サンボクラブ)

【74kg級】
第1位:パスキエトマ (Team Odaka)
第2位:嘉見 俊宏 (山田スポーツクラブ)
第3位:遠藤 俊平 (木口道場)
第3位:明先 俊太郎 (M's-DOJO)

【82kg級】
第1位:小野瀬 拓見 (菊地商店)
第2位:上条 裕二 (スポーツ会館)
第3位:照井 新矢 (三多摩サンボスクール)  

【90kg級】
第1位:菊地 嘉幸 (菊地商店)
第2位:小澤 幸康 (TEAM KAZE)
第3位:榊原 啓三 (木口道場)  

【100kg級】
第1位:千葉 記位 (SKアブソリュート)
第2位:田矢 信二 (無所属)
第3位:水戸 芳光 (スポーツ会館)
第3位:鈴木 圭祐 (Team Odaka)

【+100kg級】
第1位:小貝 大介 (TEAM 獣)
第2位:豊田 虎徹 (菊地商店)
第3位:三谷 健 (寒川柔友会)   

最優秀選手賞 大原裕樹



<男子エスポワールの部>
【62kg級】
第1位:町田 充 (八戸工業大学)
第2位:島﨑 大 (大阪経済法科大学)
第3位:時田 賢基 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第3位:佐伯 晋介 (大阪経済法科大学)

【74kg級】
第1位:中川 哲志 (大阪商業大学)
第2位:徳山 諭吉 (ポゴナクラブジム)    

【82kg級】
第1位:北条 清矢 (大阪商業大学)
第2位:佐々木 太一 (桜美林大学)
第3位:川端 拓馬 (八戸工業大学)
第3位:中村 遼太郎 (八戸工業大学)

【90kg級】
第1位:油谷 麻央 (大阪商業大学)
第2位:戸川 拓耶 (八戸工業大学)    

【+100kg級】
第1位:金城 義恒 (大阪商業大学)      

<女子の部>
【48kg級】
第1位:八木沼 志保 (アンプラグド国分寺)

2010年6月14日月曜日

【国際大会】2010年アジアサンボ選手権大会

2010年サンボアジア選手権
日程:2010年6月1日〜4日開催
開催地:ウズベキスタン共和国タシケント市
会場:JAR(ジャール)スポーツコンプレックス
参加国数:18カ国

上記日程で、アジア選手権が開催されました。
日本人の出場選手は、3名(昨年度は5名)。

●シニア68kg級 鈴木康裕選手(スポーツ会館)
1回戦 vs ムヒドフ・ダミル(ウズベキスタン/2008年世界2位)
腕絡み一本負け

3位決定戦 vs ボコエフ・ティメルラン(キルギス) 
0-9大差判定負け

※新興国とブロックを分ける変則トーナメントのためパキスタンがスーパーシード(いきなり決勝)、逆ブロックから3位を2名出すためにいきなり3位決定戦となる。

1位 ムヒドフ・ダミル(ウズベキスタン)
2位 アイアット・ウラフ(パキスタン)
3位 ボコエフ・ティメルラン(キルギス) 
3位 コズロフ・イーゴル(ロシア)

全日本選手権でも入賞経験がある鈴木選手が、昨年に続き参加。SKアブソリュートのプロ勢とも稽古を重ねる鈴木選手は、サンボのキャリアも15年を数えますが、いまだに実力は進化し続けるグラップラーです。減量もスムーズにいき、よいコンディションで試合に望みました。
緒戦の対戦相手は優勝候補のムヒドフ・ダミル選手(ウズベキスタン/2008年世界2位)。得意の足取りで攻撃するも、組み手を制されポイントには至らず。対するムヒドフ選手は寝技を中心に試合を組み立てる作戦で、着実にポイントを重ねていきます。
後半に入り、体勢が崩れグランドに展開になった際、カメの状態になった鈴木選手の腕を脚でとり、回転しながらの腕がらみで一本。鈴木選手は、本人の記憶するところ、国際大会で初めての関節技による一本負け。
ムヒドフ選手はその後も投げ技、寝技をうまくとりまぜ、優勝。
3位決定戦に回った鈴木選手ですが、ボコエフ・ティメルラン(キルギス)相手にポイントをとることができず、無念の大差判定負け(0−9)に終わりました。 

●シニア100kg級 千葉記位選手(SKアブソリュート)
1回戦 シード

2回戦 vs ホルカシェフ・ナビムハマット(タジキスタン/2009年世界2位)
腕十字固め一本負け

敗者復活戦
体調不良のため棄権

※この階級は新興国も3名いたので従来通りのトーナメント。

1位 ホルカシェフ・ナビムハマット(タジキスタン)
2位 セイェド・オマド・ザマニ(イラン)
3位 クリコフ・アレクサンダル(ロシア)
3位 ウトゥクラム・クトゥングフ(インド)

昨年まで90kg級で闘っていた千葉選手が、初めて100kg級にエントリー。新しい闘いを模索しているようです。
プロフェッショナルサンボを標榜するSKアブソリュート所属ながら、唯一アマチュアのサンボを主戦場にする千葉選手ですが、ベースは柔道。
前日行われた計量前の調整練習では、抜群のコンディションを見せており、日本人のアジア選手権制覇は実現目前かと思われました。
しかしながら、好事魔多し。試合前日の深夜から体調を崩し、試合出場自体が危ぶまれました。それでも、ギリギリまで回復を待ち、なんとか会場入りしマットに臨みました。
一回戦はシードで、2回戦で対戦したのは昨年世界2位のホルカシェフ・ナビムハマット選手(タジキスタン)。
序盤は有利に試合を進めるものの、体調が万全でないのは明らかでした。
1分を経過したころから、かなり動きが鈍ってきます。通常ではあり得ない状態で引き落としのアクティブを取られるなど、これまでの千葉選手らしからぬ展開になりました。最後は力尽きたのか(実際に力が入らなかったそうです)腕十字により無念の一本負け。
最悪の体調の中、試合出場した精神力は賞賛に値しますが、本人・チームを含め海外遠征での体調管理の難しさを痛感しました。
体調不良の原因は、ウズベキスタンの洗礼とも言える嘔吐下痢。ほとんどの選手が一度は経験する通過儀礼です。予防しても仕切れない部分もありますが、最善の努力が必要ということでしょう。ただ、この経験を糧として、新たな階級での活躍を期待する次第です。
奇しくも、本年の世界選手権は同地ウズベキスタンでの開催。
千葉選手には、彼の地に置いてきてしまった「忘れ物」を取り返しに来てほしいと願います。

●ユース87kg級 草野太智選手(暁星高等学校)※学校名は左記で統一します。
準決勝 vs パジロフ・ベイベット(カザフスタン)
0-0アクティブ差判定負け

1位 イワノフ・ドゥミトゥリー(ロシア)
2位 パジロフ・ベイベット(カザフスタン)
3位 ラハトゥベコフ・ベクボロット(キルギス)
3位 草野太智

大会最終日、3日目に登場した草野選手は、昨年に続いての参加。昨年はアジア選手権の後、秋には世界ユースにも出場し、確実に国際経験を積んでいます。
海外という条件にも臆さない精神的安定感を持っているため、本大会での暴れっぷりが期待されました。
気候も暖かく、もともと減量がほとんどないため、体調も良くスタミナ面の不安もなく当日を迎えました。
1回戦シードで、準決勝からの出場。相手は、身長 190cm近くはあろうかという、パジロフ・ベイベット選手(カザフスタン)。
組み手の強さが予想できたため、序盤から動き回り、スタミナを奪い勝負を仕掛ける作戦でした。
しかしながら、身長差による体力差か、うまく自分の組み手に持ち込めません。
再三体落とし等で攻め込みますが、ギリギリのところで、引き手をコントロールされ、ポイントを得る投げにはならずじまいです。
そんな展開の中、あおりのアクティブを2回とれらて劣勢のまま試合は進みます。
中盤から、相手は寝技の展開に持ち込むようになります。膝固め2回、腕十字1回、いずれも極まるわけではありませんが、対処が遅れ、数十秒間をロスしてしまいました。
結局、寝技での時間浪費がたたり、相手のスタミナを奪いきることができず、ポイントは0−0ながらアクティブ差での敗退です。
あきらかな点数差がない部分では、自信を深めたものの、「点差以上の実力差がある」と本人は冷静に分析していました。
自分なりの課題点も見つけたクレバーな選手なので、ジュニア、シニアでの活躍を期待したいと思います。

サンボ競技が普及したばかりの新興国の参加も年々増え、年ごとに規模が大きくなっている印象があります。
今大会では、その新興国にカテゴライズされているイラン勢の検討が目につきました。
柔道、クラッシュの強豪国でもあるイラン。地力のある選手が数名参加しており、強豪国であるウズベキスタン、カザフスタン勢との対戦でも、かなりの健闘をみせました。とくに、シニア中量級、重量級では、終盤逆転されてしまうものの、ポイントリードで試合を進める場面もあり、数年後にどのような成長を遂げるのかが注目です。
また、東アジアで存在感を増す韓国は、コンバットサンボ、スポーツサンボともに選手を派遣。韓国はウズベキスタンからコーチを招いているため、強化対策も本格的に始まっています。もともと格闘技を好む国民性を持つため、競技レベルが数年後には飛躍的にアップしている可能性があります。
また、例年は優勝者を多数輩出しているロシアが例年に比べ、獲得カテゴリーが減少し、その位置をウズベキスタンが多く占めていました。開催国という地の利もあるでしょうが、アジアの雄としてのポジションを、本気で取りにかかっている意志を強く感じた4日間でした。

日本選手団監督
日本サンボ連盟理事・広報担当/吉澤昌

2010年5月23日日曜日

【大会結果】第8回東日本サンボ選手権大会

2010(平成22年)年5月23日
町田市総合体育館サブアリーナ

主催:神奈川県サンボ連盟
後援:日本サンボ連盟

<男子シニアの部>
【57kg級】
第1位:中島 涼 (木口道場)
大石 健二 (三多摩サンボスクール)
鈴木 晃二 (サンボアカデミー横浜)
河澄 亮祐 (木口道場)

【62kg級】
第1位:エイドリアン・レイモン [ADRIEN RAYMOND] (TEAM Odaka)
稲葉 雄基 (木口道場)
岡崎 浩史郎 (三多摩サンボスクール)
田村 裕之 (スポーツ会館)

【68kg級】
第1位:大原 裕樹 (誠心館柔術)
森 不二夫 (サンボアカデミー横浜)
佐藤 一範 (木口道場)
中島 大輔 (三多摩サンボスクール)

【74kg級】
第1位:トーマス・パスキエ [THOMAS PASQUIER] (TEAM Odaka)
遠藤 俊平 (木口道場)
高松 宗史郎 (スポーツ会館)
井上 泰仁 (無所属)

【82kg級】
第1位:山下 和紀 (蒲田サンボアカデミー)
スイレト (日本ウェルネススポーツ専門学校)

【+90kg級】
第1位:守光 博史 (木口道場)
鈴木 圭祐 (TEAM Odaka)    

最優秀選手賞  エイドリアン・レイモン


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<チビッコの部>
【幼児・小学1年】
第1位:戸田 純人 (木口道場)
安藤 吉平 (R.M.S)    

【小学生・女子3,4,5年】
第1位:吉元 玲美那 (AACC)
三谷 桜 (寒川柔友会)
高島 かりん (TEAM Odaka)  

【小学生・中学年3,4年男子軽量級】
第1位:村瀬 哲也 (TEAM Odaka)
青野 健也 (AACC)
鎌田 将弥 (TEAM Odaka)  

【小学生・中学年3,4年男子重量級】
第1位:深田 雄智 (AACC)
安藤 健志 (R.M.S)
梅本 達也 (寒川柔友会)  

【小学生・高学年5,6年男子&中学生1年女子軽量級】
第1位:稲葉 海人 (AACC)
石原 祐哉 (TEAM Odaka)
須藤 見静 (パラエストラ東京)
佐竹 育己 (TEAM Odaka)

【小学生・高学年5,6年男子&中学生1年女子重量級】
第1位:澤田 千優 (AACC)
 三谷 大 (寒川柔友会)
藤井 虹太 (SKキッズ)  

【中学生1,2,3年男子】
第1位:澤田 龍人 (AACC)
赤間 勇斗 (TEAM Odaka)
藤井 翔馬 (三多摩サンボスクール)  

2010年2月7日日曜日

【大会結果】第16回全日本学生サンボ選手権大会

2010年2月7日
東京・財団法人スポーツ会館

【57kg級】
第1位:中島 涼 (桐蔭学園高校)
第2位:池田 智彦 (中央大学)
第3位:海野 大地 (大阪商業大学)  

【62kg級】
第1位:小野瀬 雅仁 (職業能力開発総合大学校)
第2位:成田 優太 (大阪商業大学)
第3位:市川 達朗 (八戸工業大学)
第3位:佐藤 都夢 (東海大学)

【68kg級】
第1位:桐山 達也 (大阪商業大学)
第2位:明妻 健 (日本ウェルネススポーツ専門学校)
第3位:秋谷 和樹 (東海大学)  

【74kg級】
第1位:山口 英輝 (中央大学)
第2位:井本 進也 (大阪商業大学)
第3位:高松 宗史郎 (明治大学)
第3位:山田 雅道 (高千穂大学)

【82kg級】
第1位:片桐 速人 (大阪商業大学)      

【90kg級】
第1位:草野 太智 (暁星高校)
第2位:堂岡 大嗣 (大阪商業大学)
第3位:渡仲 史卓 (中央大学)

【+90kg級】
第1位:大西 右司 (大阪商業大学)
第2位:平野 賢人 (東海大学)
第3位:崩 孝介 (八戸工業大学)

【最優秀選手賞】
小野瀬 雅仁